東京での昨日からの秋雨はとても冷たく、僕にかわって溢れ出す涙のようでした。。。

先月、やっと懇願していたことが叶って出来た祖父の前での演奏。
しかし、もう出来なくなってしまいました。
本当にあれが、僕にとって祖父の前で歌った最初で最後の歌。
涙をこらえて歌った歌。




もう聴いてもらえないのですね・・・。




もし出来るなら、もう一度来世でもあなたの孫でいさせてください。
安らかに・・・。





あなたのその美しい鼓動を分けて下さい
あなたはもう帰らない昨日を翼にして生まれ変われる
・・・
あなたのその美しい勇気を分けて下さい
倒れそうで怖いから昨日を翼にして生まれ変わりたい

Border by 浜田麻里



2006.9.27.大畑 理博
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九州地方は台風が上陸しているようで、皆さんの地域ではいかがですか?
僕の地元、富山県の立山町近辺では、ず~っと雨模様で一昨日からちょっとの晴れ間を待っていましたと言わんばかりに、稲刈りが急ピッチに進み全盛期です。
かく言う僕の実家も農家ですので同じなのですが。
今日は、ちょっとですが稲刈りではなく、籾摺りのお手伝いをしました。
いやはや久しぶりに農作業しましたが、結構きますね。たぶん明日は全身筋肉痛間違いなし。 って今の段階で、もうかなりきてますが・・・。

でもなぜか腰は大丈夫なんですよね。 それが不思議。
やっぱり体はそういうのは慣れてるのでしょうか。 それとも遺伝子がそうさせるのでしょうか。
でも明日ド~ンとやってきたりして・・・。 それはそれでツラい(ToT)


さて本題。
15日金曜日、僕の、ある意味「本当の故郷」でミニコンサートを開かせていただきました。

その場所は富山県立中央病院。
1981年(昭和56年)2月9日4時13分、この病院の分娩室で北川先生(←母子手帳によると)の手によって大畑家の3男として、この世に誕生いたしました。
母は僕を産むのに5時間22分もかけてがんばってくれました。とても長かっただろうと思います。そんな母にまずは感謝。

思い起こせば、小学の中学年のちょうど今ごろ、台所をうろうろしていた僕が右上半身を火傷し、3ヶ月毎朝消毒しに母と通ったのもこの病院。

僕が尊敬するあの強く大きかった祖父がだんだん弱り亡くなったのもこの病院。



そんな色々な想い出がある病院で、入院生活やすらぎ事業「第90回ヒーリングコンサート」として歌いました。 歌ったのは、「ちいさい秋みつけた」「赤とんぼ」「里の秋」「夕日」など秋の歌を中心に30分ほどでした。

それで最後に、皆さんでということで「故郷」を歌いました。
僕の原点=生を受けた場所でこの歌を歌うこと。

当たり前のことですが、生まれたときに僕がこの生まれた病院で歌うとは誰も思わなかったでしょう。。。それはわかるはずもない僕自身、そして両親、家族、周囲の方々、病院のお医者さんやスタッフのみなさん。

「故郷」を歌いながら、なんだか不思議な感覚になりました。

小学生だったころの僕が母親とその辺に座って聴いているような・・・。

この病院で亡くなった祖父がどこかしらで座って聴いてくれているような・・・。

僕が、この病院で「歌」で恩返しというか、入院されている方や見守る家族の方、外来患者の方の前で歌うことが出来たということが・・・。


機会を快く与えてくださった病院関係者の方、そして、僕を生み育み、このような形で恩返しをさせてくれるまでに応援してくれた両親に感謝します。



故郷

作詞/高野辰之
作曲/岡野貞一

兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと

如何にいます 父母
恙無しや友垣
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと

志を 果たして
いつの日にか 帰らん
山はあおき ふるさと
水は清き ふるさと


2006.9.17.大畑 理博
雨がシクシク降り続き、なんだかいきなり気温が下がってしまって、寒くも感じてしまいます。
なんだかバタバタと忙しかったのと気候の変化についていけていない僕は、どうも体調が芳しくありません・・・。
皆さんは大丈夫でしょうか?

先日、MAJORA CANAMUS21人の歌い手によるヘンデル「メサイア」演奏会にお越しいただきましたお客様、並びに出演者、スタッフの皆様ありがとうございました。

今回はエレクトーン2台の伴奏によるメサイア。しかもHAKUJU HALLという未知なる予感いっぱいのこの企画に、はじめはかなり戸惑いも感じておりましたが、参加できて大変勉強になりよかったと思います。

今回は高校そして大学の先輩でありますHAKUJU HALLの宮本さんのお誘いで参加致しました。主宰で指揮者の小林香太さんとお話やメールのやり取りをさせていただき、小林さんの篤い熱意と企画の意図にとても共感を覚えました。また、その考えに賛同し、そこに集結したメンバーの皆さんには、本当に圧倒されてしまいました。
「音楽を楽しむこと」を一緒になって創り上げていくことの熱意。そしてその醍醐味を全然練習の出れなかった僕も、本番を通して皆さんから感じずにはいられませんでした。

あの感動を与えてくださった皆さんにこの場を借り感謝申し上げます。

また、エレクトーン2台の伴奏という初めての経験でしたが、奏者である伊藤さん、そして塚瀬さんの集中力とバイタリティーには圧巻でした。お2人とも普段はオットリというイメージなのですが、いざ始まるとスゴイのです。短期間の中で様々なお話をさせていただきましたが、僕の知らない音楽の要素を与えてくださったそんな気がします。

僕の演奏はというと、本番前から色々とハプニングが起こってしまい・・・。
もっと余裕を持って勉強しいないとダメですね。。。
反省ばかりが募ります。

左の写真の花は、打ち上げのときにメンバーの皆さんから頂いたお花です。
やっぱり嬉しいものですね☆
他にもお客さんからいただきました可愛らしいブーケもありました。
僕は花がほんと大好きなので、もらって疲れているのも忘れて生けてしまいました。
赤を基調としたケイトウや観賞用のパイナップルなどが入った、どこかエキゾチックでミステリアスな(?)感じでした。
本当にありがとうございました。




MAJORA CANAMUS~大いなることを歌おう~




☆★☆新着ニュース☆★☆
Linkになんと僕の大好きな作曲家であります木下牧子先生のHPが追加致しました。とても光栄なことで嬉しく思っております。

また、8月のライヴの時にご一緒した青空令時さん、デュライト メイさんのHP。写真を撮ってくださいましたフォトグラファーの塩谷賢作さんのOffcial Web Siteを追加致しました。

Scheduleに10月8日、28日の演奏会を追加致しました。


2006.9.13.大畑 理博