
皆さんは今晩の月を拝見なさったでしょうか?
東京では雲から見え隠れしていますが大変見事な名月です。
僕はずっとあのように照らされて輝く月になりたいと思っています。
自ら輝く太陽になりたいと思ったことは一度もありません。
太陽に照らされヒッソリと輝く。
そんな月になりたいんです。
たまに見上げられてキレイだと関心を持ってもらえたら・・・。
月に纏わる日本歌曲の中から、僕のもっとも好きな作品を紹介します。瀧廉太郎自身が作歌、作曲しています。
秋の月 瀧 廉太郎
光りはいつも
變らぬものを
殊更秋の月の影は
などか人に
物思はする
あゝ鳴く蟲も
おなじ心か
聲の悲しき
2007.9.25.大畑 理博
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なんだか暑くなったり涼しくなったり体調管理が難しいですね・・・。
Scheduleの10月6日(土)第53回 富山県音楽協会演奏会「秋の午後 しらべにのせて」の説明の曲目等を改訂いたしました。
Profileを修正・追加致しました。
Linkに現在お世話になっているベリーメリーミュージックスクール先輩講師、本田先生のHPとがねこ先生のブログを追加致しました。
2007.9.23.大畑 理博
秋を様々な形でとらえた詩人・八木重吉。
短い中にあまりにも思いが詰まっていてたまに苦しくもあります。。。
八木重吉
「秋の瞳」より
秋の日の こころ
花が 咲いた
秋の日の
こころのなかに 花がさいた
空が 凝視てゐる
空が 凝視てゐる
ああ おほぞらが わたしを みつめてゐる
おそろしく むねおどるかなしい 瞳
ひとみ! ひとみ!
ひろやかな ひとみ、ふかぶかと
かぎりない ひとみのうなばら
ああ、その つよさ
まさびしさ さやけさ
秋の かなしみ
わがこころ
そこの そこより
わらひたき
あきの かなしみ
あきくれば
かなしみの
みなも おかしく
かくも なやまし
みみと めと
はなと くち
いちめんに
くすぐる あきのかなしみ
咲く心
うれしきは
こころ 咲きいづる日なり
秋、山にむかひて うれひあれば
わがこころ 花と咲くなり
2007.9.18.大畑 理博
空が高くなり、段々と秋になっているのを感じます。
みなさんお元気でしょうか?
僕のほうはだいぶ顔の傷も快復に向かい、今は絆創膏ではなくテープだけになっています。
8月11日付の日記にも書かせていただきましたが、本の再読をいたしました谷川俊太郎詩集の中から、この秋の空を見つめながら思い出した詩を記しておきます。(本当はダメなんですけど・・・。)
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空の青さをみつめていると
私に帰るところがあるような気がする
だが雲を通つてきた明るさは
もはや空へは帰つてゆかない
陽は絶えず豪華に拾っている
夜になっても私達は拾うのに忙しい
人はすべていやしい生れなので
樹のように豊かに休むことがない
窓があふれたものを切りとつている
私は宇宙以外の部屋を欲しない
そのため私は人と不和になる
在ることは空間や時間を傷つけることだ
そして痛みがむしろ私を責める
私が去ると私の健康が戻ってくるだろう
(『六十二のソネット』より)
2007.9.14.大畑 理博
Scheduleにも書いてありました通り、(社)日本歌曲振興会主催の第16回日本歌曲コンクール本選会(演奏会形式)に出場してきました。
顔が顔なので、参加するかどうするかずっと迷っていたのですが、せっかく予選通過させていただいたし、思い切って出場いたしました。
残念ながら入賞は出来ませんでしたが演奏が終わった後、様々な方がお声をかけて下さり、激励の御言葉をたくさんいただけて、伝わる演奏が出来たのだとうれしくなりました。
コンクールの後、懇親会が行われ「落葉松」をお作りになった小林秀雄先生をはじめ、夫人であり主催団体の現会長の小林久美先生、また、声楽、作詩、作曲家の先生方から大変ご好評を承り、僕の為に作品をとおっしゃって下さった作曲の先生もいらっしゃいました。
出会いがやたくさんのご意見等が聞けましたので参加してよかったです。
これからはもっと精進して勉強していこうと思います。
2007.9.10.大畑 理博

皆さんお元気ですか???
怪我のほうは、だいぶよくなってきました。
やっとこのように、顔の画像を載せられるまでになりました。
お医者さんからはちょっと治りが早すぎるんじゃないかという話も。。。
2007.9.3.大畑 理博