あと数時間で2010年を終え、新しい年2011年を迎えようとしております。
皆さんの本年はどの様な年でしたでしょうか?
僕は変化を望んだのでしょうか。
振り返ると、昨年思っていた事をスタートさせたり、少し現実を帯びたりと、本当に“うた”を様々な変化した年だったように思います。
まずは初のCD「大畑理博 ソングス」のリリースでしょうか。
ご購入してくださった方や聞いてくださった方から沢山のご感想をいただきました。
僕の“うた”に対する感情そのものを一段と揺り動かされました。
皆さまのお言葉、誠にありがとうございました。
もっと精進致します。
また再度、4月から学生となりました。
年齢の差もあり、馴染めるのか大変心配だったのですが、みなさん何事もなく仲良くしてくださいました。
また、実技を担当してくださっている亀田眞由美先生は、これまでの僕の“うた”に対する姿勢を踏まえ、全く違った視点から根気強く、ご指導いただいております。
そして自由気ままな僕の“うた”への姿勢に、無理矢理付き合ってくれながらも、巣立っていく教え子たちもいました。
何万人という中から選ばれCDデビューした努力家好青年。
劇団四季で役に付き、頑張っている素直な女の子。
自分を試したくて、アメリカに単身留学した真っ直ぐな眼差しの少年。
「“うた”ってなんですか?」と僕にメッセージをくれた、とことん追求する女性。
やはりこう振り返り綴ると、皆さんに支えられているんだなと、感謝の念で一杯です。
来年もどうぞ、叱咤激励のほどよろしくお願い致します。
2010.大晦日.大畑 理博 拝
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父から電話をもらい教えてもらった、
同郷の陶芸家 釋永由紀夫先生の個展に行ってまいりました。
「柿傳ギャラリー」という新宿駅から1分のところにあるビルの地下2階です。
入った瞬間に釋永先生が穏やかな表情でいらっしゃいました。
先生がお持ちの独特なユッタリと、そして心地好い仄温かな雰囲気。
そこに並べられている数々の研ぎ澄まされた「静」という字が相応しい作品たち。

先生にも直接お話させていただきましたが、
タイトルにもあるように、
僕がギャラリーに入り率直に感じたのは
そこに故郷である立山町新瀬戸地区の風土が広がっていた
ということです。
そこには気候や地勢、雰囲気などが漂っており、
瞬間移動したのではないかと思うほど、
五感全てが懐かしく感じられました。
作品一つ一つを観ていても、
そこに大きな空が広がり
風が吹き
一面の田んぼ
様々な草木が揺らぐ
そんな作品ばかりでした。
展示されていた花入れに生けられていた草花は
先生のお宅のお庭や畑から持っていらしたということでした。
だから余計にマッチしていたのかもしれません。
先生に、
「火入れの時は何を考えていらっしゃるのですか?」
と前々からお伺いしたかったことを、ふと口にしました。
そうしたらいくらかの呼吸の後、穏やかに
「無ですかね。」
と遠くを見つめながら仰いました。
「でも風だけは気になるね。」
とも。
<無>だと仰った後に<風>というお言葉。
五感をフルに使っていらっしゃるのではないかと。

故郷を感じさせてくれるものは沢山ありますが、
陶器でこんなにも郷愁の念、
心を揺さぶられるとは思ってもいませんでした。
釋永由紀夫先生
ありがとうございました。
2010.12.24.大畑 理博
とうとう・・・と言うかいつの間にか
2010年の「師走」に突入してしまいました。
みなさんはいかがお過ごしですか?
僕のは「いつの間にか」と言ったように本当にバタバタしていたら
気付いたらもう師走=12月に入っていました。
お坊さんでもなんでもないのに。
いやぁ日が過ぎていくのが早すぎて。。。
「時は金なり」
って言いますが、もし買えるなら買いたいくらいですが。
2010.12.2.大畑 理博