久しぶりに短い時間ですが、実家に帰省しています。
庭を歩くと本当に花図鑑のように、様々な花たちが迎えてくれます。



華鬘草(ケマンソウ) 鯛釣草(タイツリソウ)
ちょっと調べてみました。

中国や朝鮮半島に分布する、毎年花を咲かせる多年草で、日本には15世紀の初め頃(室町時代)に入ってきたと言われているそうです。
ケマンソウの名前は花を寺院のお堂を飾る装飾品「華鬘(けまん)」に見立てて付けられたようですが、
長くしなるような花茎を釣り竿に、ぶら下がるように付く花を鯛に見立てた別名「タイ ツリソウ(鯛釣草)」のほうがピンきますね。

他の国では様々な呼び名があるようです。

欧米ではこの花が心臓に見えるようで、
英語名「bleedeng heart(血を流す心臓)」
ドイツ語名「tranendes Herz(涙を流す心臓)」
フランス語名「coeur-de-Jannette(ジャネット の心臓)」「coeur-de-Marie(マリーの心臓)」
などと呼ばれています。
中国名の「荷包牡丹(きんちゃくぼたん)」は何となく受け入れられやすいかもしれませんね。

様々な想像を掻き立てられる花だからこそ、国によっても様々な名前が命名されるのでしょうか。




2012.5.6.大畑 理博
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本日、5月4日は「みどりの日」です。
って気付いたのは先ほどでした。。。
僕の記憶にある「みどりの日」は4月29日なのですが、変わっていたのですね。
カレンダーをあまり見ず、ただ祝日と認識しているだけでした。
調べたところ1989年(平成元年)に4月29日に制定されて、祝日法改正に伴って2007年(平成19年)からが5月4日になったようです。



ここで昭和天皇のお話。

「雑草という草はないんですよ。どの草にも名前はあるんです。そしてどの植物にも名前があって、それぞれ自分の好きな場所を選んで生を営んでいるんです。人間の一方的な考えで、これを切って掃除してはいけませんよ。」

侍従長だった入江相政(すけまさ)さんが昭和天皇の言葉として紹介していらっしゃいます。
昭和天皇の留守中に庭の雑草を刈っていた入江さんに対して
なぜ草を刈ったのか尋ねたところ
「雑草が生い茂って参りましたので、一部刈りました。」
という答えに対して仰った言葉だそうです。

学者魂とはいえ、なかなかこのような事は言えないですよね。
本当に様々な事に目をお向けになった方なのでしょうか。

上記の事柄は、静岡県公式ホームページに詳しく掲載されておりますので、どうぞご覧下さい。
静岡県の人づくり 「雑草という草はない」~昭和天皇のメッセージ



2012.5.4.大畑 理博