所用で帰省しています。
父は6月生まれ。
そんな今日は父の日です。



これを書いている隣で、父は不自由そうながらも、安らかに眠っています。

こんな姿を見ることになるとは、つい1年前は想像もしていなかった。

田んぼを走り回り、孫たちに囲まれ、一緒になって動いていた姿からは。。。



僕はまだ、父のそれを頭ではわかっていても、受け入れられていないのかもしれない。



僕は三男だからか、それとも父が許さなかったのか、こうして二人の無言の会話をしたことがありませんでした。
父の寝顔を見たことがありませんでした。

でも嬉しいことがあります。
あなたの顔を見ていると、いつかどこかで鏡で見た気がする。
どうやら僕の顔はあなたに少しだけ似ているようです。
違うと思っていたけれど、どこかしら似ている。

それが嬉しくてこうやって書いています。



ご自身もこのようになるとは、思っていらっしゃらなかったでしょう。
それは一番下の息子、東京で好きなことをして、たまに富山に帰ってきて、それでも変わらずに迎えてくれると思っていた僕が、一番考えてもみなかった。



無償の愛をもらい、親孝行は思ってするものではないとわかっていても、何か出来ないかと思ってしまう。

何も出来ない。
これが息子ですかね。



2013.6.父の日.大畑 理博
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実家に帰ってきて田園を歩いていると、この田んぼに生きた先祖を思います。



先人の短歌を借りて。。。



祖父、父と継ぎこし田舎わたらひを嫌(いと)ひきにしがわれもわたらふ

成瀬 有




2013.6.15.大畑 理博