学生のころからお世話になっている声楽の師匠 黒田博先生のリサイタルに赴きました。
それはまさしく“匠の師”そのものでした。
感想は言葉にするとなんだかとても安っぽく浅い感じがするのでやめます。
ただ、カッコ良かった!!


先生は普通に演奏されていたんだと思います。
ただ受け取り側の僕の心位置の問題だったのか、全編を通してメッセージのようなものを感じました。
怒られているとか説教されているというようなものとは違っていて、諭されているような導いてくださっているような。
“一度元に戻れ”と黒田先生と出会った19歳のときに還されるようなそんな感覚でした。
(出来の悪い生徒でしたので先生の内心がどうだったのかは知る由もありませんが)
実際にレッスンのときに怒られたり…説教されたり…ということは一度もありませんし、そのようなことは仰らない穏やかな先生です。
それなのに毎回のレッスンやお話させていただく中で、ストンと音を立てて中に入ってくる果てしない真実を仰います。
それは音楽を通して、それは声を通して、それは言葉を通して、それは舞台姿を通して、
最近わだかまっていたものへの問いと気付きを内側に放ってくださった時間でした。
初めのレッスンで「造花になれるといいのかもしれない」と仰ったころに還っているような。
2016.11.26.大畑 理博
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前まであれだけ毎日飽きないでやっていたのに最近全然やってないなぁ…
って皆さんにはありませんか?
僕は“自炊”
上京して15年以上も続けていたのにパタッとやめていました
それは新しいところに引っ越してからガスコンロではなくIHコンロになったのとなんとなくなんとなく面倒になったなどの理由なのですが。。。
っということでまた復活しました“自炊”
まず簡単なところからというのと新ジャガをいただいたので、材料がほぼ同じの
【カレー】と【肉じゃが】
やっぱり楽しかった
好きみたいです料理が(笑)



アレンジ加えたりしながらもですが、もっと様々なものを作ろうかなと思ってます


2016.11.6.大畑 理博
本年も無事に伺って参りました
奥秩父にある三峯神社へ
御眷属をお返しし新しいものを拝借に


昨年も凄いところだなと思いましたが今年もかなり思わされました

歩いていると思い出した詩がありました
どこかから引き出されたみたいです
とても優しい詩です
【空気】
花のまわりで 花の形
ボールのまわりで ボールの形
ゆびのまわりで ゆびの形
そこに ある物を
どんな物でも そこにあらせて
自分は よけて
その物をそのままそっと包んでいる
自分の形は なくして
その物の形に なって…
まるでこの世のありとあらゆる物が
いとおしくてならず
その ひとつひとつに
自分でなってしまいたいかのように
(まどみちお)

そして僕の頭の中に浮かんだ言葉たち
【包まれている】
わたしたちは包まれている
何かに包まれている
それは目に見えるものかもしれないし
そうじゃないかもしれない
そこに立ってごらんなさい
何かに包まれているでしょう
それは動いているものかもしれないし
止まっているものかもしれない
目を瞑って見てみましょう
耳を塞いで聴いてみましょう
触れても
突いても
投げても
握っても
叩いても
抱いても
ほら
やっぱりあなたは包まれている
(大畑 理博)



2016.11.2.大畑 理博