学生のころからお世話になっている声楽の師匠 黒田博先生のリサイタルに赴きました。
それはまさしく“匠の師”そのものでした。

感想は言葉にするとなんだかとても安っぽく浅い感じがするのでやめます。
ただ、カッコ良かった!!




先生は普通に演奏されていたんだと思います。
ただ受け取り側の僕の心位置の問題だったのか、全編を通してメッセージのようなものを感じました。
怒られているとか説教されているというようなものとは違っていて、諭されているような導いてくださっているような。

“一度元に戻れ”と黒田先生と出会った19歳のときに還されるようなそんな感覚でした。

(出来の悪い生徒でしたので先生の内心がどうだったのかは知る由もありませんが)
実際にレッスンのときに怒られたり…説教されたり…ということは一度もありませんし、そのようなことは仰らない穏やかな先生です。
それなのに毎回のレッスンやお話させていただく中で、ストンと音を立てて中に入ってくる果てしない真実を仰います。

それは音楽を通して、それは声を通して、それは言葉を通して、それは舞台姿を通して、
最近わだかまっていたものへの問いと気付きを内側に放ってくださった時間でした。

初めのレッスンで「造花になれるといいのかもしれない」と仰ったころに還っているような。



2016.11.26.大畑 理博
スポンサーサイト