「新いけばな主義」
http://bankart1929.com/archives/1777

横浜のBankART studio NYKまで来ました。
各流派の家元や理事、フローリスト、フラワーアーティストなど現代いけばなの作家さん27人による作品が広がっています。


今日は深谷正子と森重靖のパフォーマンスも拝見でき、ダンスとチェロといけばなという新しいコラボレーションに圧倒されました。


「いけばな」という概念は今回もいい意味で凄い勢いで揺るがされました。
以前、目黒雅叙園の展覧会の折に感じた疑問の一つの回答をいけばなで触れさせていただいた、古流かたばみ会家元の大塚理司先生にもお会いでき、とても腑に落ちる作品のオンパレードでした。
「新いけばな」と銘打っていますが、どこか本来の「いけばな」のスタンスに還っているという印象も受けました。

作品に触れるというより空間に一緒にいることで感じるもの。
外から内へ、そして、中へ、奥へ、また、外へ
静と動、活と死、こちら側と向こう側
いきたい衝動ととどまる理性
とても刺激の多い展覧会でした。
2017.6.28.大畑 理博
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今年もリサイタルをさせていただくことになりました。
テーマは《ふるさと》で今回の副題は
~ふるさとがきこえる~


と致しました。
富山で生まれて18年、東京で暮らしはじめて18年。
ちょうど半分になってこれから“いってきます”“ただいま”はどちらに感じ言うのか。
そんな想いを抱きつつ、今回のプログラムは富山の民謡を基にした歌曲、富山県出身の作曲家 高階哲夫、幼少期を過ごした瀧廉太郎、在住の池田瑛子先生の詩をテキストにした作品などを軸にしています。
そしてこれから歌われることのない休校中の小学校、廃校になった中学校、そして高校の校歌と作品として取り上げて入れようと思っています。
ピアニストには同時期にやはり東京に出てきた高校の同級生の間部栄司くんを迎えます。
チラシ表面の写真は僕と同じ小中学区で育たれた、瓦職人で美しい写真を撮影される釈永聡さんからお借りした実家と小学校の間から見る、地元の風景です。
中央には実家も写っていたりして大好きな写真です。
富山でのリサイタル。
東京でもやりたいなと思っています。
2017.6.25.大畑 理博 拝
今年も咲きました
薫る白い花 クチナシ

昨年のリサイタルのテーマとなった「いのち」をうたった高田三郎先生の歌曲に合わせて購入したものです。
日もそんなに当たるわけでもないし、鉢植えだから今年はどうかな…と思っていたのですが、ほんのり薫る数輪の花が咲きました。
白い花が好きだった亡き父の誕生日ぐらいから一輪ほころび始めて、そしてまた一つと咲き始めました。
本当は定植がいいのだろうけれど賃貸だから、今年は思い切って剪定をして植え替えてみようかな。
2017.6.14.大畑 理博