実家にあるピアノがこの度、新築した次兄のお家に引っ越すことになりました。
もう30年以上の付き合いになるのかな。

元々は5歳上の次兄がピアノを習う際に展示場に行き選んだもの。
数ある一般的に普通と思われる黒いピアノの中にいて、相当異彩を放っていたであろう木目調のピアノ。
指一本ピロ~んって弾いて即決したそうです。
僕も大変お世話になりました。
小さなころは兄と取り合いもしました。
飼っていた猫が上に乗っかってたりして(笑)
野球や田畑仕事の後の泥だらけの手で触って怒られたこともありました。
一時期どうしても弾きたくない時期があって離れたこともありました。
その後、誰もが想像しなかった音楽の道に進むと決めた時、自分では覚えがないですがかなり練習したんだと思います。
母曰く6時間以上トイレにも行かずぶっ通しで無心で弾いてたこともあるらしいので。
楽しかったり、嬉しかったり、悦んだり、悔しかったり、歯痒かったり…時には苦しかったり。。。
色んな想いを共にしたピアノ。

僕が東京に行ってから長い休息に入っていたのですが、選んだ人のところに戻って違う場所で音を奏でてもらえると思うと幸せかな。
二人の甥が指一本でも良いから音を出してくれると嬉しいな。
ありがとう!!またよろしくね!!
2017.8.17.大畑理博
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