父の命日参り
7年の月日が経ちました



57年前の1964年/昭和39年
さきの東京オリンピックの際に
足の速かった高校生の父は陸上部に所属していたからか
聖火ランナーとして地元を走ったらしい

日本歌曲を勉強している身として
高野喜久雄 詩、髙田三郎 曲の
『ひとりの対話』という歌曲集の終曲「くちなし」を思い出すことが多々ある
今年も自宅のハナクチナシが薫り高く咲いているが
詩中に出てくる
【ひたすらに こがれ生きよ】
これがどんな意味を示すのか40を超えてやっとなんとなーくわかってきた気がする



合掌
南無阿弥陀仏

---------------------------------------

たまに父の声が聞こえるときがある
もちろん記憶の片隅にある声が脳内再生で聞こえるときもあるが
自分が声を発したときにどこか声が似ているからかリアルに聞こえたように感じるときもある

そして父の姿を見るときがある
父と僕と背丈が似ているからシルエットを見たときや
鏡の中の笑った顔を見て
父の笑ったときの細い目と目尻に出来るシワは
本当に似てきたなと思うことがある



2021.7.22.大畑 理博
スポンサーサイト



この度2ヶ月後の9月11日(土)に
多方面で活躍されている富山在住のピアニストの中沖 いくこさんとご一緒させていただくことになりました‼️

http://musikra-otonosizuku.musikkreis19.com/コンサートラインナップ/

以前に一度、クローズドでご一緒させていただいたときは大きな編成でしたが
今回はタイマン(笑)ではなく歌い手とピアニストの一対一でのアンサンブル

「和のうた~9/11に寄せて~」と題して
様々な“和”のうたを演奏させていただきます
僕の大好きな言葉“和”は下記のような意味があります

1.おだやか。のどか。ゆるやか。あたたか。はげしくない。
「和気・柔和・温和・緩和・違和」
2.互いに気が合う。なかよくする。争わない。
「人の和」
3.(詩歌・音楽などの)韻や調子をあわせる。
「和音(わおん)(かおん)・和声(わせい)(かせい)・調和・唱和」
4.調合する。適当にまぜあわせる。
「混和・中和・飽和」
5.二つ以上の数を加えて得た結果。
「三は一と二との和」

・日本のこと。日本風。「倭」に同じ。
「和漢洋・和風・和洋折衷・和服・和装・和船・和算・和紙・和書・和本」
・日本語。
「和訳・和英・漢和」

このようにたくさんの意味があります
これらをテーマにした楽曲を演奏させていただきます‼️

9.11という数字、そして3.11という数字
いろんなものを感じて受け取っていただけるような選曲を現在しております



2021.7.11.大畑 理博
デュエット's “situation-distance”
無事に終えることが出来ました

このような状況下の中、沢山のお客様に足を運んでいただき、胸がいっぱいになりました
誠にありがとうございました
また会場内でのマスクの着用等、お客様には大変ご協力をいただき、こちらでも改めて感謝申し上げます



共演のソプラノ 野上聡子 さんには企画段階からプログラム構成、チラシなどのデザインに至るまで、本当に僕のわがままが炸裂したせいで、当日まで大変ご迷惑をおかけしました
本番でもステージ上でディスタンシングを保つため距離が遠く、なかなか合わせるのが難しいところ支えていただきました

またピアニストの戸島園恵 Sonoe Toshima さんには本番中に支えていただいたこと数知れず…
10月にお子さんの出産を控えていらっしゃる身なのに、こんなに付き合ってくださって感謝しかありません



このコンサートのコンセプトと想いはプログラムの御挨拶に込めました
こちらにも転載します



【御挨拶】(全文)
 本日はご多忙のところ、足をお運びいただき誠にありがとうございます。
 多くの方々に力添えをいただき、この日を迎えられますこと、心より感謝申し上げます。

 コロナ禍では、直に演奏をお届けする時間、そして音楽をともに楽しむ空間が少なくなりました。まして、人と会することすら憚られる日々が続いております。
 afterコロナは無く、【withコロナ】の時代において、演奏家として何が出来るのかを模索する日々です。そんな想いを一つの形にするべく、本日はあえてデュエットという形態を選び、“Situation-Distance”をテーマに、“ひととひととが触れ合うとき”だからこそ生まれる場面とその距離を表現する、“様々なかたち”のデュエット作品を集めました。

 実際の距離は意識しつつも、心の距離はより近くに感じ、心と声を重ねる時間をお届けできますようにー。

2021.7.3.
大畑理博 野上聡子

---------------------------------------

【私見】
最後まで声が保ってくれてうたいきれてとにかく安堵した…
というのが本心です
始まってからもいつまで出てくれるんだろうという不安で一杯でした
ですのでこれまでは演奏の出来がどうであるとかでしたが、今回はちょっと趣きが違いました

持病等の絡みで6月の中旬に1週間ほどベッドに横たわっていたこと
なかなか体調が快調とまではいかずメンテナンスのマッサージとお医者さんとへ駆け込んだこと
自分でもリハビリを必至にしたこと
今思えば、よく短時間でここまで持ち直したなと自分を褒めたいです(笑)

また、たくさんのお心遣いを頂戴いたしました
恩師や地元の先生方をはじめ友人などから様々なお菓子を
美味しくいただいてこれで僕の体重は戻ることでしょう(笑)

そして今回お心遣いでいただいた中で中学のときの美術の先生で、9月に東京銀座で個展もされる嶋恵美子先生からご自身の作品をいただきました
絵画をいただいたのは20年以上演奏をしてきまして今回が初めてで大変嬉しく、実家の床の間の書院(床脇)に早速飾らせていただきました
中央部にフワッと黄色があらわれて温かな気持ちになりました


嶋 恵美子展
2021年9月6日(月)~ 13日(日) 12:00~20:00  13日11:00~15:00
Oギャラリー up.s
東京都中央区銀座1−4−9第一田村ビル3F 


そして氷見の音楽寺子屋など様々な活動をされているソプラノの礒島 由佳子先生からご自身のお店Cache cashe Bon bonで出していらっしゃる商品でずっと食べてみたかったシフォンケーキ
フワッフワでとても美味しかった‼️
近所にあったら絶対に週一で食べたくなる味でした


また義姉からはセンスの良い花束も
花が大好きな僕なので見た瞬間に緊張が解れて癒されました


ピアニストの娘さんにもお世話になっている調律師の山本さん
今回も響きよくキラキラした音が放たれてました



2021.7.3.大畑 理博