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じいちゃん

ちょっと近所を散歩しただけでも、色んな花々が咲いてます。
桜だけではありません。
色んな花が咲いています。

ずーっと書くことを迷っていました。
でもやっぱり書くことにしました。
おそらくキーを打つたびに感情剥き出しに涙がこぼれると思います。

僕に関わらず、みなさんにはおじいさんが2人いらっしゃると思います。
僕にももちろん2人います。

父方の祖父は僕が中学3年の秋天気のいい日の午前に亡くなりました。
僕に、はかりしれない色んなものを残して。
祖父はどんな顔をして亡くなったのかは知りません。でも穏やかだったんだと思います。
とても厳しいじいちゃんでした。でも今から思えば温かかった。スーパーマンのような人でした。大きな体で大きな手。大きな声。
本当に僕が思い出せるのは「大きな人」ということだけです。
僕には多くを語らず見守ってくれていました。つらかっただろう戦争のことも多くを語らず。。。
亡くなる前まだ少し意識がはっきりしていたころ、病院から一時だけ実家に退院してきました。
その時じいちゃんは寝ようとした僕にこんなことを言いました。

「ひろ。なんかやりたいこと見つけたら何も気にせんと好きなだけやらんとダメなんぞ。絶対逃げたらダメなんぞ。」

その時は全然わかりませんでした。
でも今になってそれがありありとわかる気がするのです。
突っ走ってきたけど、どこかで逃げてきた自分に。
何故か帰省するたびにお墓参りに行きたくなるのです。じいちゃんにお礼言いたいんです。
それとお詫びも。。。最期近くにじいちゃんの病室に行くと管だらけの体でか細く「おう、ヒロか。」と。それが僕への最期の言葉です。でもどうしても見てられなくてすぐに病室から出てしまいました。あの時もう少し一緒にいられたらと未だに後悔しています。

残念ながらじいちゃんと一緒に写っている写真はこれぐらいでした。
でもすごい温かい笑顔で大きい手で抱いてくれています。



母方の祖父はまだまだ元気です。病院で療養中ですが。
この間、慰問演奏の帰省の際に会って来ました。っというかどうしても会いたかったのです。
父方の祖父とは違った意味で大きな人です。
体は大きくありません。でも僕にとって大きな人なのです。
同じ富山県内にいながら、会いに行くとすればお正月とお盆ぐらいでした。
今でこそ僕のじいちゃんの感覚ですが、当時高校生ぐらいまでは、一緒に住んでいないというのが大きいでしょうか、なんだか面と向かうと恥ずかしくて・・・。

この日記を書くか迷ったのは、このじいちゃんにあったときのことを書くことにどうも心に引っかかるものがありまして・・・。

病院に行くと、じいちゃんとばあちゃんは寄り添いながらテレビを見ていました。
声をかけると嬉しそうな顔で手をあげてくれました。
どうやら点滴をしていて辛そうですが、自力で体を起こしてくれました。
慰問演奏のこと、最近の報告などしました。
プレゼントに地元紙に載ったののコピーと上野の桜を携帯で撮ったもののプリントアウトしたものを。
すぐ疲れるようで、一通り終わったらまた横になりました。
僕はこのじいちゃんと会話が無くてもいいのです。その雰囲気が落ち着くのです。
正味どのくらいいたかわかりませんが、ばあちゃんと話したり、僕はただ座りお見舞いに来たおばさんやお客さんと話しをしたりしていました。
その後母親を駅まで迎えに行くのも忘れて。。。
しかし時計を見るとあっという間の時間は過ぎ、帰らないといけない時間でした。
祖父にそのことを告げると、本当に驚くほど硬く握手をして、

「そうか気を付けて帰らっしゃい。エラくなったらあかんがんぞ。ボランティアの心やぞ。それから、桜の写真はいらん。お前の顔見せてくれぇや。」

このときの強く握り締めてくれた手にすごいメッセージを感じました。
こちらは泣きそうで。。。でもこらえて。。。

「またくっちゃ」

と帰ってきました。
でもやっぱり涙腺の弱い僕は病室から出て、エレベーターの中から号泣。
人目をはばからず泣きながら車に乗りました。
母を迎えに行くはずがあまりの号泣に、途中車を止めたりして遅刻してしまいました。
やっぱり温かいじいちゃんです。僕には偉大なじいちゃんです。
もっと話したいし、もっと時間を共有したいです。


じいちゃんの前で歌ったことはありません。
父方の祖父は、墓前で歌ったりします。
でも母方の祖父の前では歌ったことはありません。
どうしても歌いたい。なんとかして・・・。
機会を模索中です。


かなり私事の強い内容のものになってしまいまして失礼致しました。
僕にはここでこうやって書くことによって、少しだけ癒されているような気がします。

2006.4.17.大畑 理博20070405021747.jpg

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