FC2ブログ

嬉しさと淋しさの狭間で・・・

富山の今日は、陽射しはかなり強いですが、日陰に入ると涼しい風が心地いいです。
気が付いたら立秋を過ぎているんですよね・・・。

昨日、前々から懇願していたことがやっと叶いました。

以前のdiaryにも書きましたが、母方の祖父が入院しておりまして、帰省する度に段々弱くなっていくのがわかっていました。先月まで普通に会話出来たのに、昨日行った時には、口の周りの筋肉も衰え、発音することが難しくなってきていました。

「歌うこと」を志したころには父方の祖父は他界しており、応援してくれる母方の祖父には是非歌を聴いてもらいたかったのです。
ずっと母にはその旨を伝えており、3月に一度、僕が祖父の入院先である病院に、ボランティアで歌わせてもらうことが出来ないか、電話でアポイントをとったことがあるのですが、その時は残念ながら断られてしまいました。
しかし、それを見ていた母が打診してくれ、急遽病院内のレストランをお借りし、ミニコンサートを開かせてもらえることになったのです。


「歌うこと」が出来ると聞いた時は本当に嬉しかったです。

プログラムは地元富山県民謡の「こきりこ」、「浜辺の歌」「夏の思い出」「我は海の子」など夏や海をテーマにしたもの。後半は「青い山脈」「上を向いて歩こう」、また季節柄「さとうきび畑」、「涙そうそう」などでした。

最後に僕が大好きな美空ひばり「愛燦々」を歌いました。

前奏が始まるとふと思ったことがあります。
『やっとじいちゃんの前で歌えた』と同時に『これが最初で最後になるのかもしれない』。
実現出来た嬉しい想いとなんだか淋しい想いが重なり混ざり、とても複雑な思いで感情が溢れそうで一杯になりました。
あんなに涙をこらえ、声が震えないようにしながら歌ったことはこれまでにないかもしれません。
他にも患者さんや先生、看護士さん、スタッフの方がいらっしゃいましたし、演奏している以上、僕が止まるわけにはいかないのです…。

演奏後、もう一度病室に戻った祖父に会いに行きました。僕に声にはならないけど真っ直ぐな目で話してくれました。内容はもちろん聞き取れません。それでも何か祖父が言いたいことを感じました。

家に帰ってきてから、僕はシャワーを浴びてる時にひとしきり泣きました。



このミニコンサートに協力してくださった病院をはじめ担当の医師、看護士のみなさん,そして企画に賛同し場所を提供してくださった病院内のレストランの担当の方。また、忙しい中、遠いところから来てくれたピアニスト。そして、この企画を打診し、進めてくれた母に心より感謝致します。

2006.8.11.大畑 理博
スポンサーサイト



COMMENT









 

TRACKBACK http://hirosongsalbum.blog98.fc2.com/tb.php/30-22b235f6