1月11日
祖母が亡くなりました

富山は8日から11日昼まで記録的な大雪でした
それらが止み穏やかになったくらい
スッと白い雪が降りなくなったときに
天に向かって階段をゆっくりと歩みながら
安らかに朗らかに息を引き取ったのでしょう
祖母にとって
93年の月日
長かったのでしょうか
それとも短かったのでしょうか
母方の祖母
お盆と年始とたまに会ってたおばあちゃん
ちゃんと話し始めたのは
大学卒業してからでしょうか
一緒に写ってる写真も残ってなかった
大きな口を開けて
声をあげて笑うおばあちゃん
話をするととにかく面白い
ちょっとトンチンカンおばあちゃん
足の悪い一生懸命歩く
とても大らかなおばあちゃん
会ったら何かしら
心配してくれるおばあちゃん
おじいちゃんおばあちゃん4人の中で
唯一オペラ出演を観たことのあるおばあちゃん
僕の肌を見て触って
「っきゃなんと綺麗な肌かいやぁ」
と言ったおばあちゃん
いつしか
そーっと寄ってきて
「理博さんよ いっぱい苦労せっしゃい
立派になられてもいいが
でも絶対に偉なられんがよ
おかげさまって思ってニコニコしとられ
人様はよー見とられるもんやちゃ
がんばらっしゃい」
そう静かに言ったおばあちゃん
僕の節目に必ず
ふと何かの拍子に思い出したり
夢に出てきたりする
おばあちゃん
最後に会ったのは1年半前とかだろうか
おばあちゃんのいる施設で
コンサートしたいなと思っていたのに
そのままコロナで会えなくなっちゃって…
そして
大好きなおばあちゃん
逝っちゃった…
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いつしかくれたお小遣いは
ほら袋のまままだ取ってあるよ
まだ形見として使わないで持っとくね
いつか何か美味しいもの食べるよ
今日おばあちゃんの名前を久しぶりに見たよ
そう一枝さんだったんだよね
でも僕が呼ぶときは
おばあちゃん
そのままにしておくよ
おばあちゃん
ありがとうございました☺️
2021.1.14.大畑 理博 拝
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